2012年8月30日木曜日

ハプニング


実家に帰省する出発前
家族で行ったアンデルセン公園(船橋)
嫁が5人乗りの自転車で筋肉痛、、。
ここはおすすめのスポットです。





   子供たち3人だけで川崎の実家に一泊二日の小旅行に行ってきました。




   母親の心配をよそに3人は実家での贅沢を期待し、意気揚々と向かいました。





   成田の高速バス停で見送り、東京駅でじーじとばーばが迎える手はずでした。




   

   子供たちがバスに乗り込んだ後、ばーばから慌てた声で連絡がありました。





   東京駅に向かう電車が急病人の人の影響で遅れている、、、。





   乗ってしまった子供たちとは連絡は取れない。どうしよう、、、。




   東京駅に着いてもだれもいないという予想していなかった事態が起きました。





   母親はソワソワして落ち着かない様子。





   父親の私は、「東京駅に着いてだれもいなくても、しばらくはじっと待ってるよ」と



  

   楽観的。





   しかしそこは大変心配性の嫁の母親、乗り継ぎも駅を降りてからもお父さんを





   完全に振り切り、信号無視までして一人で時間ぎりぎりで間に合い、事なきを




   得ました。




   
   子供たちは何事もなかったかのように、その後も実家を満喫してきました。






   なんでこんな時にと思うようなことが起きるもんです。





   でももっと大きくなるにつれて予想を超えることも増えて来るでしょうね。





   色々あるだろうけどそれはそれで楽しみです!





   











   





   









  





   

2012年8月28日火曜日

みみずの学校 


昼休み、スイカ割り大会。6個用意したスイカも完割り。
私も参加。スイカを割らずに竹の棒を割ってしまいました。

他人の夫婦のやり取りは面白い!




           

     3月から月一回行っているなのはな生協さんとのコラボ企画、みみずの学校。




   22家族83人とみみずの生産者との畑の野菜作り教室です。

   



   6回目ともなると、参加者の皆さんも手慣れた感じで畑作業をしています。





   大抵は親が真面目に野菜作りに取り組んでいる、傍ら子供は里山や虫に夢中と



 

   いった感じです。





   たいそうな企画がある訳でもないし、準備も最小限にしています。





   それなのに畑や里山には色々な発見や感動があるようです。嬉しいです!





   今回は前回に引き続き、暑い夏の草取りを堪能してもらいました。





   



   学校の放課後、子供たちとススメバチの巣(※前日に発見して駆除しているので




   成虫はいません)を解体して、中の幼虫やサナギを観察しました。




   初めて観る幼虫を親子でみんなでワイワイしながら楽しい時間を過ごしました。



   


   そんな学校も来月で卒業式になります。

   



   

   毎回ですがやっと慣れて距離が縮まった頃に終わってしまいます。






   





   





   





   





   




   





   

2012年8月27日月曜日

ドラクエ


慣らしのため外に出した苗たち

     


    就農8年までは畑の灌水設備なしでやっていました。




    人参を蒔けば家の蛇口から40分かけて軽トラに1.2トンの水を汲み、乾きの少ない





    夕方から夜中にかけて何往復もしました。




    キャベツやレタスの苗を植えても、カブを蒔いても同じことをします。




     
    もはや根性で解決できない限界を感じていました。







    そんな時、国の補助(異常気象対策補助)でスプリンクラーやスミレインと





    いった灌水設備(20万相当)を、2セット手に入れられることができました。





    このタイミングを逃してはなるものかと嫁を説得して、110万円かけて井戸を





    掘りました。





    借地でしたので契約も15年間に結び直しました。





    2haの畑のうち80aですが灌水できることはとても可能性が広がります。





    灌水設備があればハウスを建てることも考えられます。





    もともとの資本がないのでひとつひとつですが設備が充実していくのは




    楽しいです。






    ドラクエで例えると、敵を倒し経験値を上げて、お金を稼いで、道具を揃え




    設備を整え、仲間を増やし、また新たなステージに行くような感じです。





    それには現実問題、先立つお金と嫁への説得が大きな課題です。




   





    





    





    






    





    

2012年8月26日日曜日

見習うこと

夏大根、これから防虫ネットを掛けます。
畑がカラカラのため人参に灌水しています。

種から油をとるひまわりも、刈時が近づいてきました。




         先輩農家の仕事の丁寧さに頭が下がります。


  

   畑を見ても作業場を見ても作業服を見ても一目瞭然です。



   積み重ねてきた経験が各所に出てきます。




   
   


   農作業は危険といつも隣合わせです。



   田舎では大変人の目が気になります。



   農業は短時間では物事進まないことが多いです。





   農業において田舎において、周りも気にせず慌てて進めることは決して得策



  

   ではありません。





   すっかり真似することはできませんが見習うことは大変多いです。




   





   




   

2012年8月21日火曜日

4人の暴君と母の夏の戦い

        



佐原の夏祭り

成田山の祇園祭り


早朝のオクラの収穫時





        7月、ズッキーニの出荷が終わったころ頃から嫁が夏休みが「怖い・・」と



  
   幾度も訴えてきました。




   小学生二人、幼稚園一人、2歳一人との母の初めての夏休み。



   母の予想通り、夏休みに入ると子供たちの暴挙が始まりました。



   前半戦、忙しかったため父親の育児参加が少なかったのも後押ししました。


  


   メンバー紹介
   


   母  真面目でポジティブな性格。我慢強いがキャパはせまい。


      外に出ると猫を被る。

    

   

   長男 自分勝手だが自分の好きなことにはかなりの集中力をみせる。

    
      
       我が道を行くタイプなので安定感は抜群!

       手伝い、お世話はひとまかせ。


   

   長女 お世話上手で優しい子。いつも兄弟に合わせて我慢している。

  
        
       
      
       褒められて伸びるタイプ。空腹と眠気に襲われるとヒステリックになる。



   次女 頑固な強情張り。協調性がないがかなりの我慢強さを持ち合わせている。

       
       笑顔がカワイイ小悪魔的存在。
       

       トラブルの発信源になることも多い。大人受けは良い。


   

   三女  みんなから可愛がられる末っ子。最近は可愛がられることに慣れ過ぎて

       わがままな傾向が見られる。反撃の噛みつきが得意技。




    

   夕方、母の一言から始まる。


   母 「そろそろ部屋を片付けてやることをやりなさい!」



   長女 「みんなやるよー」 ・・・。みんな無反応。

  
 

   しばらくしてやらないみんなを空腹の長女が発狂する。


   しぶしぶ、長男がやり始めるも自分のものしか片付けないことに母、長女ともに


   ブチ切れる。


   もちろん次女は我関せずでなにもしない。そのうちに噓寝を決め込む。


   三女はおやつを物色して母に怒られ泣いている。


   
   

   夜、父が帰って来た頃には母の目はつり上がり、完全に収拾がつかない状態に


   なっている。


   しかし父の登場で全体の緊張感が出て、まず長男がやる気を出してスピード



   アップする。次女はそれでも聞こえないのか始めない。



   見かねた母が次女と一緒に片付け始める。



   長女は空腹と疲れからなのか、なんだかおかしくなっている。


   
   
   

   3女は笑って私を見ている。
    

   

   

   こんな劇場が毎日行われている。



   母の狭いキャパははるかに超え、ひどい頭痛に悩まされていました。




   そんな日々もあと10日、よく頑張ったとみんなを褒めてあげたい。

   



   



   



   




    




    








   




   

       



       
       
   




   



   




   





   

2012年8月19日日曜日

儲け主義?!





          「儲け主義だな」 「稼ぎばっかり考えているな」と過去何度も言われたことが


          あります。


          その度に「しょうがない、当たり前だよ」と心の中で思ってました。


   それほど現状の有機農業は不効率で利益を出しづらいと感じています。

    

 
 (一部、葉物野菜を施設で工場のように年10回も作付けするやり方は例外として)

    

    まして新規で資本ゼロスタート(厳密には奨学金の返済があったのでマイナス)



    なので普通には成り立たないです。



         有機農業に魅力を感じてしまった以上、農薬は化学肥料を使わない条件の中


    
         でいかに利益を出すかを考えてきました。


    いい品物を効率よく生産することを経営ベースに考えています。

    
    (技術と施設を駆使し、無駄なく生産する)


           そんな儲け主義?の自分も、現場で色々な生き物に囲まれながら野菜作りが



            したいという希望があります。



           有機農業への想いと利益追及する経営体は相対するものではないと




          思います。


    想いを維持するためにも利益を出し有機農業を続けていきたいです。






    JYAGAOKAファームの内部事情


    嫁は田舎に住みたい訳でもなく農業がやりたいわけでもありません。

    それほどエコでもなく環境主義でもありません。

    ごくごく一般的な考え方です。
    

    その一般的な考え方を私はとても大事にしています。

    有機農業はとても狭い世界にはまり込みやすいと思います。

    世間とのズレを嫁の指摘で常に修正しながら方向性を決めています。


    その嫁が近頃、直販に意識が向いています。

    そのためやたらとブログやfbを更新するように勧められます。



    




    


    




    


    


    



    

 





    




    



   



    




    




    

    

    




    




    





    





    

2012年8月15日水曜日

秋野菜、あれこれ

8月6日播種、品種は揚州です。

昼間は子供の勉強タイム。3女が袋にカードの入れる内職中。




        9日前に蒔いた人参が発芽してきました。



   今年は間引きなしの6センチ1粒なので発芽不良が即減収に繋がります。



   今年は雨が適度に降ったおかげでよく発芽しています。




   一昨年までは井戸もなかったため、播種すると雨乞いをしてそれでも降らない




   時は発芽するまで毎晩タンクに水を汲んで灌水していました。




   苦労の割に発芽してくれないこともしばしば。




   今年は苦労なく出ました。




   後は太陽熱処理で草もでない、間引きもしないので通路を土寄せする作業をする




   くらいです。



   9月になると畑への撒きもの(大根、カブ)がぞくぞくと出てくるのでそちらの方に




   集中したいと思います。




   秋の定植ものはコストがかかる割にリスクも多く、なかなか採算がとれないので




   畑に直接播種して収穫できる野菜を中心に作付しています。




 
   あと、寒さに強い野菜で年明けに出荷できるものも合わせて作付けします。




   昨年より注文量が減っているので品目を増やす方向で考えています。




   なにかいい野菜あれば教えてください。




  




   

2012年8月14日火曜日

就農11年目のスタート!

農家だぜ、全員集合。100以上集まってくれた新規就農者。


   新規就農者の集まりのレポートです。(サンバファームの松下さんより)
   
   



   




   11年前就農初めの資金14万円。中古の7万円の軽トラを買って残金7万円。




   家賃年間1万円で借りれた農家の空家と畑が5反田からのスタートでした。




   資本の範囲、1人の労働力の中で自分の生計の成り立たせかたを必死に




   考えました。




   その当時新規就農は多品目栽培で野菜BOXを直販する形が主流でした。




   多品目の直販型の農家、中品目の卸し型の農家で研修した時に、迷わず



   卸し型の野菜栽培に魅力を感じました。




   露地の有機栽培は大変手間がかかり効率が悪いものです。



   かと言ってその手間の分だけ高く売れるかと言ったらそうではありません。




   栽培に手間がかかり、販売にも手間がかかるものは限界があると思いました。





   自分の中で儲からないもの、採算が合わないものはやらないと決めました。




   多品目栽培、自前の野菜BOX、個人のイベント、マーケット、加工品、田んぼ。



    

   実は既存の農家も参入しないことばかりでした。




   農家に憧れ農業に入って、既存の農家を手本に今まで11年間やってきたように




   思います。



   しかし、震災後色々なことを考えさせられ、たくさんの問題点が生まれました。




   そして、シンプルに有機野菜を買う人を増やしたいを思うようになりました。


  


   増やそうと考えた時に野菜を商品としてだけ考えてみると行き詰りました。


   



   有機野菜の価値を考えた時に、生産の現場、生産者の想いにも価値があり




   それを認めてほしいと思うようになりました。




   今まであまり意識してこなかった部分でもあります。




   なのでその価値を分かってもらえるやり方をこれから探したいと思います。





   また一からスタートする感じです!




   




  





   




   




   




 




   




   


    

    




2012年8月10日金曜日

農家だよ全員集合!


会場視察でメンバーと家族で記念撮影。
  




 明日、千葉の北総台地の新規就農者が一挙に集う会があります。



 この地域は全国的に見ても新規就農者が多いと思います。



 10年前就農した時には、新規就農者は数えるくらいしかいなく、みな顔見知りでした。
 



 しかし今では出荷団体や卸先で関係していないと知らないことも当たり前なくらい



 年々増えています。



 それだけの農業に魅力を感じて来る人が多くなっていることを嬉しく思います。



 

 小学校の頃から農家に憧れていました。しかし田舎で農業をやる夢は恥ずかしくて




 とても人には言えませんでした。




 しかし今では同世代の仲間と農業について語り、新たなチャレンジをできるまでに




 なりました。




 農業も時代に合わせて変わらなくてはいけないと思います。




 そして変えるのは若いこれからの世代だと思います。




 これからを担う自分を含めた若い農業者の夢を現実にできるように邁進して




 いきたいです。



 集まりの詳細はサンバファームの松下さんからの記事より

  
 

 
  http://sanbafarm.blog98.fc2.com/blog-entry-768.html