2013年12月14日土曜日

新しい価値の芽生え



  
  昨晩、ひょんなことから塾のゲスト講師として公民の授業をしてきました。


  内容は農産物の価格と価値についてで、リアルな現場で起きていることを話してきました。


  

  「みんなが今、価値を感じているものってなんですか?」


  勉強ができることになること、スポーツが上達すること、モテるようになること


  そんなことではないような感じでした。


  もしかしたら、わかりやすい価値ではないのかもしれません。



  20年前の学生の価値と現在の学生の価値では違うのだと思います。



  20年前に携帯電話がこんなに価値のあるものになるとは思いもつきませんでした。



  でもその当時からその世界では試行錯誤を繰り返し、今の価値あるかたちに繋がった



  のだろうと想像できます。



  これからの自分の経営を想像してみると



  売り上げが5000万円になることに価値を感じられるか? 



  充実した高価な設備に囲まれ、安定生産できる農業に価値を感じられるか? 



  その為の手段や結果がそうなることはあったとしても、それ自体が人生をかける価値



  にはとても値しません。


  

  38歳の私は、野菜の価値をいかに上げられるか、新しい価値をどう提供できるかを


  

  大きな価値として考えています。



  普段、畑に出て感動すること、野菜に対して心から萌えること、作物の管理に熱くなれる



  ことは大きな価値に繋がる種だと思います。



  小さい頃から農家に憧れ、その仕事について12年。



  農業に対して、自分が幼い心に感じた価値をそろそろかたちにする準備が整った



  ようです。



  これから色々とご協力ください。よろしくお願いします。