2014年1月31日金曜日
地道な仕事
小学生の頃から農家に憧れ、右往左往しながらやっと25歳の時に農業界に
飛び込むことができました。
あれから13年。
研修先を決めた時も、家や畑も決めた時も、結婚した時も、みみずの会(出荷団体)に
入れた時も、借金して新品のトラクターを買った時も、畑に井戸を掘った時も
「どっちにしようかな~?」みたいな悠長な選択の余地はなかったように思います。
川に流れに任せながら必死でパドルを漕いでいる青年は、周りから見れば普通に
溺れている青年に見えたのだと思います。その青年に見かねた皆さんが助け舟を
出してくれたおかげで、降りてきたチャンスを見逃さずに掴め、生き延びれたのだと思います。
生き残れた今、日々感じることは
私の仕事は、野菜の種一粒ずつまき、管理し一つずつ収穫して袋詰めして売ることでしか
売り上げがたたない地道な仕事だということ。
例えば、100万円の売り上げを上げるのには、100円の野菜を1万個出荷しなければ
いけません。
しかし、そんな毎日の積み重ねこそが、私の仕事だと考えています。
その積み重ねの中で、成長できることが楽しいと感じられます。
そして、そんな積み重ねの中にしかチャンスはないと信じています。
今回、作業場を新設することになり、たくさん考えましたが、やっぱり選択の余地は
ない気がします。次の駅に行くために必要な通過駅だと確信しています。
到達駅はまだまだ遠い先ですが、今ある現状に感謝しつつ、出てきたチャンスは掴んで
しぶとく生き残っていきたいです。
2013年12月14日土曜日
新しい価値の芽生え
昨晩、ひょんなことから塾のゲスト講師として公民の授業をしてきました。
内容は農産物の価格と価値についてで、リアルな現場で起きていることを話してきました。
「みんなが今、価値を感じているものってなんですか?」
勉強ができることになること、スポーツが上達すること、モテるようになること
そんなことではないような感じでした。
もしかしたら、わかりやすい価値ではないのかもしれません。
20年前の学生の価値と現在の学生の価値では違うのだと思います。
20年前に携帯電話がこんなに価値のあるものになるとは思いもつきませんでした。
でもその当時からその世界では試行錯誤を繰り返し、今の価値あるかたちに繋がった
のだろうと想像できます。
これからの自分の経営を想像してみると
売り上げが5000万円になることに価値を感じられるか?
充実した高価な設備に囲まれ、安定生産できる農業に価値を感じられるか?
その為の手段や結果がそうなることはあったとしても、それ自体が人生をかける価値
にはとても値しません。
38歳の私は、野菜の価値をいかに上げられるか、新しい価値をどう提供できるかを
大きな価値として考えています。
普段、畑に出て感動すること、野菜に対して心から萌えること、作物の管理に熱くなれる
ことは大きな価値に繋がる種だと思います。
小さい頃から農家に憧れ、その仕事について12年。
農業に対して、自分が幼い心に感じた価値をそろそろかたちにする準備が整った
ようです。
これから色々とご協力ください。よろしくお願いします。
2013年11月25日月曜日
価値と価格
価格は農家への報酬の大きな目安になると思います。
慣行野菜は、市場で規格(大きさ)、見た目で価格が大きく違います。
需要と供給とバランスで価格が変動するにしても、はっきりした基準が存在します。
そのおかげで良いものと良くないものの差がはっきりしています。
その為、決まった基準で評価されるものを効率よく大量に作ることに農家は力を注ぎます。
その基準に品種や鮮度は多少あっっても味の違いは関係ありません。
その一方で有機野菜は一定の基準がありません。
出荷の基準は、ほぼ自分の倫理観で決められることが多いように思います。
卸の世界でも規格や見た目は直販より厳しいにせよ、下限の基準(出荷不能)以下に
ならなければいいと思う人も少なくありません。
現に、直販で売れないものを卸にまわしたり、その逆が合ったり、市場でB品になるものを
価格が決まった契約栽培に流したりすることもあるようです。
同時期に同程度のブロッコリーを300円で販売する農家もいれば、150円で売る農家もいる。
価格だけでものの良し悪しを計れないのも、有機野菜の問題点であるように思います。
有機栽培は、旬のものをおいしく、見た目も美しい野菜を作れる技術だと考えています。
その良さを生かすためにも、効率や大量に作ることは最優先にはできません。
その分は価格が高くなってしまうのは当然だと思います。
しかし、それは作り方に価値があるのでなく、できた商品(旬でおいしくて美しい野菜)に
こそ価値があると私は考えています。
それが真っ当に評価されるように尽力を尽くしたいです。
2013年11月24日日曜日
その瞬間
土って生きてる。生き物の塊。
土1gに数十億にも及ぶ生物が存在しているそうです。
まだまだ、土壌は未知な世界であることは簡単に想像できます。
そんな複雑な関わり合いがひしめく中で野菜は育ちます。
基本、野菜の栽培は減点方式だと考えています。
野菜は野の草と違い、種をまき、適切に管理して出来上がる植物です。
ミスなく、順調に育てたいと思うのが親心です。
土の力を最大限生かし、生態系を上手に利用し、おいしい野菜を育てられるのが
有機栽培だと考えています。
作りたがりを自他ともに認める私としては、経営の支障の出ない範囲なら作ることに
できるだけ関与したいと思っています。その一つに畑に入れる肥料は自前で作りたい
と思って続けてきました。
正直、自作の肥料で、成分上、微生物上、など何がよく作用しているのかはっきりは
断定できません。もしかしたら、もてあまる意欲が作用しているのかもしれません(笑)
しかし、野菜とて生き物、応えてくれるように感じます。
そんな想いが結果として結びついた時は生産者冥利に尽きます。
そんな瞬間を感じたくて畑にでているような気もします。
2013年11月22日金曜日
農家の喜び
自分の生命線はものの良さだと肝に据えながらやっています。
就農時、直販やマーケットの時間や手間を取ることで野菜の品質を上げることが自分は
困難だと考え、卸の販売形態に身を置きました。
生産団体の中で決まった規格、決められた時期に、良い商品を鮮度よく出荷することに
集中してやってきました。
12年やってきて、思うことがあります。
おいしい良い野菜が正当に評価されていない。
一昔前は有機農業の世界では、ものの良さで価値を計ることは浅はかだと思われる空気が
ありました。
最近では商品の良さはあくまでも一部で、見せ方や伝え方に重心を置く傾向も強くあるように
思います。
卸の世界では、味の良さや出来の程度で価値を計ることより、出荷数や卸価格で判断される
ことが多くあります。
しかし、買い手と売り手との信頼関係の根本は、野菜そのものだと考えています。
手品のように価値のないものをあるように見せる売り方や、出荷数や低価格が重視される
ような価値の計り方は全体の価値を下げかねないと思います。
たかが野菜ですが私から見ればその中には大きなふり幅があります。
単純においしい人参もあればおいしくない人参もある。
おいしい人参とおいしくない人参とでは、食べる方にとっては価値は大きく違うはずです。
持ちのいい野菜がいいはずでしょうし、虫食いもない方がいいと思うでは当然でしょう。
そんな野菜の価値を見直すと、まだまだ野菜のポテンシャルを伝えきれていないと思います。
おいしい野菜ってあるんです。
「あなたのカブ、この時期に出てくるだよね。楽しみに待ってるよ」
と言っていただける期待に素直に答えていきたい。
おいしいと感じてもらえるように生産し、出荷することに喜びを感じられる農業ができるように
していきたいと思っています。
2013年3月31日日曜日
奇跡の野菜
自分の農業への原動力は、「農家をやり続けたい」という思いです。
子供の頃の、田舎で農家になる夢は今でも現在進行形でいます。
その夢の実現のためには、野菜からお金を生み出さなくてはいけません。
小さな種からお客さんのもとに商品(野菜)として届くまでは奇跡のような道のりです。
土地もお金も経験も技術もないど素人がはたして商品(野菜)が作れるのか?
畑、機械、設備の準備、売り先の確保から始まって品目、作型の選択、
品種、株間、条間、仕立て方、換気、灌水、虫、病気、、、、。
たくさん中から最良のものを選び、天候にも考慮し、出荷のタイミングも間違わずに
買ってもらう相手の時期、量に合ってはじめて商品になります。
さらにそのできた商品を継続的に買ってもらうことが必要で、それには安定的な品質と
安定供給が求められます。
ライバルになるプロの農家たちもお金を出して買ってくれる消費者も未経験者だから
といって手加減してはくれません。
農業といっても、そこにあるのは競争社会と淘汰の世界だと思います。
どんな世界でも言えることでしょうが、仕事に対する情熱、経済観念を持ち、
いい出会いやいいチャンスを見逃さず、与えられた仕事を責任をもってやることが
大事なことだと感じています。
そんな中では私自身12年やってもまだまだ風が吹けば消えてなくなるくらいの
小さなか弱い存在です。
もっとたくさんの人に必要とされるような存在になっていきながら、農業を続けられたら
最高です。
これからも奇跡が続くように日々の努力と精進が必要です。
2013年2月2日土曜日
留守の成果
| カブは2条のシーダーで8条まき。 |
| 3女、爆睡。 |
| 1月19日播種、カブ発芽。 |
この2日、出荷団体の婦人部の旅行で嫁が留守にしていたので大忙しでした。
3度の食事、洗濯、風呂、もろもろの家事の合間での農作業でした。
雨予報ということもあって、どうにか予定しているカブを蒔かなくては、、、。
畑が乾いた午後、急いでトラクターで3女をつれてのランデブー。
トラクターの振動ですっかり熟睡したしまったので、自分の上着で防寒して
トンネルの通路に寝かせて、作業を済ませました。
15時には次女のバスのお迎えがあるので、急いでトラクターで急行しました。
すでに帰宅している小学生組に下の子達を任せて、
「お父さんはカブを蒔いてきます。しっかりやることを終わらせていてください。」
と言い残し、暗くなるまで播種機を押しました。
帰ってくるとやることを終わらせたひよこ達がごはんをもとめてピイピイ鳴いて
いるので、作っておいてくれたカレーを食べて、みんなで風呂に入って寝ました。
時々、嫁に家事と育児を仕事としてみなしてもらってないと、愚痴られるけど
家事も育児も立派な仕事ですよ。いなくなって、感じるありがたみ。
畑に集中できてるのも嫁あってです。感謝、感謝。
※播種前、鎮圧ローラーしたことで畑の起伏がおさえられ、湿度と覆土が均一に
なる。さらに、トンネルを密閉することで温度を保てるので、発芽が揃いやすくなる。
発芽を揃えることは、収穫物を揃える大きな要素になります。
2013年1月22日火曜日
化学的な裏付け
| なにもない畑に種を落とす瞬間は毎回緊張します。 |
| 流れに乗り始めるといつも通りの単調な作業ですが 丁寧にを心掛けて作業します。 |
| 一通り終わればほっとして、やり終えた満足感が出てきます。 でもこれからがスタートです。 |
今年一発目の畑の作付けで、カブを蒔きました。
この時期はビニールで保温しないと発芽も生育もできません。
70日から80日間の生育期間ののち出荷する予定なので、4月上旬になります。
堆肥やボカシ肥料は2週間前に散布後ロータリーをしたままの畑への播種作業
でした。まだ雪解けの水分が多く播種機が押しづらかったので、
1度、空で歩いてからの作業にしました。
播種→トンネル支柱→ビニールのせ→マイカ線で止めて→管理機での土寄せ
の作業順です。約50mの7条の畝を4本、一人で8時間かかりました。
毎日のほうれん草の出荷の合間のだった為、足掛け3日がかりになってしまい
ましたが、雨の前日までに終わらすことができました。
4本中、2本は新しいPOフィルムでべた掛けをしたもので、残り2本は、古いPOを
使用してました。どこまで生育の差が出たかの結果を残したいと思います。
栽培は手間と経費をかければ、いいものが取れるとは限りません。
どこに、なにを、どれだけかけるかでまったく違った生育をたどります。
今までは現場の経験則(先輩の結果、自分の実践)を頼りに栽培してきました。
それは裏付けのない栽培とも言えます。
もしかしたら、土壌の肥沃さでできたのかもしれない。
もしかしたら、品種、品目選びがうまくいってできてたのかもしれない。
もしかしたら、抜群に栽培センスがあったから、たまたまできたのかしれない。
そう考えるともっと色々勉強して、栽培の幅を広げたいと考えています。
農業生産はただ作業だけだと単純、単調ですが、選択肢を考えるととても奥が深く
経験則だけで選択するのはもったいない気がします。
今、36歳、70歳まで農業ができると想定すると34年間できることになります。
しかし、1年に1回しかできないと考えれば34回しかできません。
無駄に同じ失敗をしないためにも、化学的裏付けがほしい今日この頃です。
2013年1月11日金曜日
農家の価値
| もみ殻2トンダンプで10台分 |
茨城の東町に、もみ殻をもらいに行った先の農家さんと話をする機会があった。
コメや麦、大豆が主体で春、秋ブロッコリーを作っている70歳近くの大ベテラン
である。
30年ほど前からブロッコリー栽培を始めたようだった。
定植機や培土機からも風格すら感じた。
そもそも小学校の頃に一人で始めた家庭菜園が農業を志すきっかけになった
自分にとっては、こなれた感じで上手に野菜を作る農家はたいへん眩しく見える。
面積も自分の何倍も作付けて、もちろん生産技術も経験からの感覚もすばらしい。
今の農業を批判する人もいるが、単純にベテラン農家の価値は大きいと思う。
そして学ぶことも多い。
農業にとっての経験は何にも代えがたい財産であり、受け継いでいきたい。
立派なおいしい野菜をたくさん作れる農家を目指したい。
そんな昔からの想いが色あせていないことに気付いた一日でした。
教わったことのプチまとめ
春ブロッコリーは播種後20日で鉢上げし主根を切ることで根の発根を促す。
定植はお彼岸頃で苗は根がよく回っている方が寒さにも強く、ボトニングも
抑えられる。定植後べた掛けをすることで正品率が上がる。
入梅前6月10日くらいには収穫を終える。
2012年12月31日月曜日
目標
今年一年を振り返ると新しい出会い、発見がたくさんありました。
就農してからの10年間は地元の生産団体に入り、丁稚奉公のような気持ちで
生産と出荷の基礎を一から学ぶことができました。
なかなか拡大しない有機野菜の需要の中、供給過多な定番野菜じゃなく、
例えばズッキーニのようなマイナー野菜に活路を見出し、
試行錯誤しながら今のスタイルになりました。
しかし、3.11を機に状況が変わり、今までのやり方では太刀打ちできなくなり
ました。
その時に初めて外に目を向け、自分とは違う角度から攻めている農家仲間や
異業種で農業に魅力を感じてくれている方と出会い、新たな可能性、選択肢を
見つけることができました。
多すぎる選択肢の中で一時期、迷走状態になりましたが、
最近になって今自分がやるべきことがだんだんと見えてきた気がします。
自分が本当にやりたいこと、自分にしかできない農業をしたい。
吹けば飛ぶような零細な農家だからこそ、
他にはないオリジナリティと突き刺さるような精度を持ちたい。
その存在を見つけてもらうためにも、野菜プラスαの価値を大事にしていきたい
です。
日々変化する社会の需要と自分とやりたいことを照らし合わせ、
必要とされる農業を目指したいです。
なんだか文章にするとチープな感じですが、しっかりした経営体で、今の社会に
アクションを起こしたいし、社会に貢献したいと真面目に思います。
そのための来年の目標。
「整理整頓」 「業務管理」 「経営計画」
初めに「整理整頓」が出てきてしまうところが我ながら情けないですが、
今後に備え今までできていなかった基盤整理をしたいと思います。
ブログやFBも少々控えめにし、足元固める事に力を込めていきたいと思います。
一年間、つたない文章にお付き合いいただきありがとうございました。
今後ともよろしくお願い致します。
岡田耕治
追伸 嫁に文章がカチカチだと指摘されましたが、年の瀬迫る中
今年自分に関わってくれた人たちへの感謝の気持ちです。
2012年12月13日木曜日
どんぐり
2012年12月12日水曜日
雇用
農業という仕事はキリがないように思えます。
毎年違う天候、栽培技術の習得、設備投資の充実、新たな品種品目の開拓。
野菜が好きで農業が好きで、常に実らない片思いをしている状態です。
しかしその片思いしている世界が実は楽しくて、一人(家族)ですることで十分
満足していました。
最近、その思いが少し変わってきました。具体的な理由が2つ。
昨年冬、農業高校の青年がうちに就職したいとの申し入れを断ったこと。
新規の有機農家さんでしっかりした雇用形態をとられ、経営されていることを
知ったこと。
規模拡大や売り上げ増加の目的だけでなく、農業の場を雇用という形で提供
できたらすばらしいなと思えるようになりました。
そんな考えが芽生えても、うちの実情はひどいありさまです。
今の唯一の社員である嫁の労働条件は、お世辞にもいいとは言えません。
決まった休みもなく、準備や配慮も行き届かず、いつもその場しのぎの状態です。
嫁 「倒れるまで、手足がもげるまで働かそうと思ってるでしょ?」
と言わしてしまう鬼軍曹ぶりです。
嫁 「探しものの時間が無くなるだけでもずいぶんロスがなくなるわよ」
と言われるくらい整理整頓が苦手です。
嫁 「自分が思っていることを全部わかっていると思わないで」
と常に言われるほど自分勝手な性格です。
自他ともに認める悪い上司です。
まずは一人の社員に満足できる環境を作れるようになることが当面の
課題になりました。
2012年11月19日月曜日
夢の国ではない
| 勇気を出してディールと記念撮影。 |
| ちょっかい出されて大騒ぎ。 |
| 行く前の様子、4兄弟の中で唯一もの落ちしない性格の次女。 |
| どこに行っても兄弟ケンカは絶えません。 理由は決まって食べ物とお母さんの取り合い。 |
いつもの労い、償いの家族サービスにディズニーランドに行ってきました。
子供たちは何日も前から、しおり作りやキャラクターを覚えたり、係りを決め
たり、盛り上がっていました。
大人の方は、前日から出荷の準備に追われれ体調が悪かった私の代わりに
嫁はいつも以上に頑張ってくれました。
当日も袋詰め、出荷作業を終わらせてからの出発になりました。
早朝からみんな揃って鼻息が荒く意気込んでいました子供たちには夢の国に
映ったかもしれませんが、親の方はまぎれもない現実の修行の世界でした。
待ち時間の長いアトラクション、混雑で座って食べれない昼食
下の子2人の昼寝ができないためのグズグズの末の長い抱っこ。
いつも通り、どこでも始まる兄弟ケンカ。
結局、予定していたアトラクションは待ち時間が半端なく長いため、
同意のもと、キャンセルにしてもらいましたが、子供は終わってみれば楽し
んでいた様子だったので幸いです。
個人的にはもうしばらくは行かなくていいです。ふーー。
2012年11月16日金曜日
有機農業ってecoなの?
| 一回目の大根畑、2回目が出荷中のため耕し牧草を播種します。 |
| 牧草(ライ麦)蒔きました。 |
自分が取り組む有機農業は結構な手間とエネルギーがかかります。
防虫や除草のために、防虫ネットや太陽熱消毒などでビニール資材も多く
使います。
手間をかけた分がすべて売り切れることはまれで、現実の畑では規格や
出荷時期のズレでたくさんの野菜が捨てられ土に帰っていきます。
契約を重視しているので仕方がない部分もあります。
生産技術がまだまだ未熟な理由も考えらます。
品目や作柄が多く、管理、効率化が徹底されていないのも確かです。
しかし、ある一方で捨てるのはいいものを出荷するための条件だとも
考えています。
規格や品質を軽視し、もったいないやまだ食べられるといって出荷している
と大事なお客さんとの信頼関係は保てません。
ブランドを保つために多くのエネルギーを使います。
なので自分が目指す農業はそれほどエコではありません。
しかし、おいしい野菜を食べてもらいたくて、自分の野菜を必要だと
思われたくて、色々資材を使ったり、多くのエネルギーを使っています。
2012年11月10日土曜日
子供たちとの農作業
| ペアになっての葉にんにくの草取り |
| こちらもペア作業。種を渡す人、植える人。 |
| お茶の時間 |
| 葉にんにく、もうすこし寒さにあててからトンネル被覆 |
| 防寒のために不織布をかけます。3人でやると効率的。 |
| 不織布はほこりがすごいのでマスクは必修です。 |
| 道具(包丁)を使う作業は喜んでやります。 |
| 遅くてもいいから丁寧にと母から教えてもらって収穫 |
最近、畑での子供たちの作業を見て、地元の先輩農家さんに児童虐待?!
だってかまわれます。
食育の一環ですって冗談で答えますが、普通に助かる面も多々あります。
学校が休みの土日、ここぞとばかりに畑へかり出します。
子供たちも半分くらいは楽しんでやります。残り半分はしょうがなしですね。
今日は午前中、母が小学校の奉仕活動で不在のなかの農作業でした。
まず、そら豆に防寒のため不織布のべた掛けをやり、葉にんにくの草取り、
余っていたにんにくを植え付けしました。
午後からは母も合流し小松菜の収穫。
畑に行くと容赦のない父に付き合いつつも、よくみんな働いてくれました。
畑作業は単純作業のなかに色々考える要素がちりばめられています。
現場のきびしさ、真剣さ、作業のうまい加減、そんなことを学んでもられたら
嬉しいなと思いながら一緒に作業しています。
2012年11月8日木曜日
もうひとつの夢
「悪いこと言わないから、会社なんて始めるべきではありません」日経ビジネスより http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20121105/239043/
を読んで思ったこと。
やりたくてどうしようもない。
この道以外に考えられないと思って農家になりました。
農業にまったく縁がない家系だったのに、おやじから「耕治」と名をつけてもらい
ました。
山や海、自然でおもいっきり遊んだ子供の頃、自分で始めた家庭菜園をきっかけ
に農業に目覚めていましました。
プロ野球選手に憧れるよう少年のように、夢を人に話すことができなかった
少年時代。
小学生の頃から初恋の人を想うようにずっと温めてきたように思います。
起業は抑えきれない気持ちをかたちのすることだと思います。
就農して家族をかえりみず、やりたいエネルギーをぶつけた10年。
11年目、夢のかたちが少しだけ見えてきた気がします。
野菜を作って生活すること。
農家になる夢、いまでも続いています。
そして、農家になりたいって夢を恥ずかしくなく、友達に言える農業を
つくりたい。
それがもう一つの夢です。
2012年11月5日月曜日
トンネル作業
| 私が投げて子供が留める |
| 1月収穫カブの冬支度 |
強い風でも剥がれないようにするにはいくつか気を付けています。
・片側を留める(埋める)からしっかり伸ばしピンと張った状態で留める。
・パイプの間隔は同じ幅、あまり広くとらない。(うちは80㎝)
・マイカ線の圧はなるべく均等になるようにする。
・のせるビニール(うちはPOフィルム)の中心を所々パッカーで留める。
・大風の日は見回る。一度剥がれると剥がれ癖がつくため小さい被害の
うちに直す。
・風のある日に無理して張らない。
支柱たて→ビニールのせ→終わり始まりを留める→パッカーで中心を留める
→所々マイカ線→残りマイカ線→おわり
当たり前のことを丁寧にやることが意外と大事かもしれません。
うちでは一人農作業なため、マイカ線一本独立型でやってます。
案外トンネル作業は夫婦でやるとケンカが起きるようです(笑)
2012年10月29日月曜日
逆境=農業
| 新しい品目、そら豆、セロリ、落花生に続き、葉にんにくです。 |
昨今、就農事情が大変良くなってきています。
魅力的な学校や研修先が数多くあり、研修中も就農後も国からの支援を
受けられるようになりました。(ホントに羨ましいです!)
農業への受け皿が広がっていること、将来の職業として考えることができる
ようになるのは素晴らしいことだと思います。
しかし必ずしもいい条件が揃っていることが良い経営(就農)ができるように
なるとも限りません。
もともと資本や才能が備わっていれば別ですが、少ない状態からのスタート
ではないものを形にする力が必要になります。
新規就農者にとって農業が厳しいものなのは今も変わりありません。
その為にも就農する前には、思いっきり辛い思いをした方ががいいと思います。
研修中に悔しい思いをしたり、苦労したり、みんなに反対されたりすることで
自分を見つめ直すことができたりします。
実際大変な現場を知って、思い直すこともできます。
頑張っている姿や苦労している姿を見て、応援してくれる人もできるかも
しれません。
就農して辛い思いをしても研修中よりはマシだと思えるかもしれません。
もしかしたら逆境を楽しむようになれるかもしれません。
農業は色々な体力、持久力が必要になります。
たいへん長い道のりでもあります。
多少のいい条件に惑わされず自分の経営を考えていきたいです。
2012年10月25日木曜日
待ち遠しい想い
| スティックブロッコリーもあと半月くらい |
| スティックはうちの看板野菜です。 |
| 人参もそろそろですね。 |
「旬ってなんですか?」
年中スーパーで色々な野菜が買えてしまうので旬を感じにくいですね。
我が家では野菜はほとんど買わないのでその時期が来ないと食べられません。
一般的に有機野菜は無理ができない栽培方法とも言えます。
そのため作れる時期が限られてきます。
限られた時期の中で試行錯誤しながらおいしくできるように努力します。
その分、食べられる時期にたっぷりがっつり食べて堪能するようにしています。
そのせいもあって食べられる時期が来るのが待ち遠しくなります。
こんな想いを持つことは、野菜の魅力を楽しむ秘訣になるかもしれません。
2012年10月24日水曜日
独占できるチャンス
| 葉にんにくの播種。4月に収穫予定です。 |
真面目な性格は野菜作りには大切な要素だと思います。
生き物を育てるのに遊び心はあまり必要ありません。
野菜は正直で怖いくらい素直です。やった分しか返してくれません。
ですが根本的なところを抑えておけば無農薬で野菜を作るのも
難しくはありません。
野菜が作れるから成り立つのかと言えばそれば別の話です。
大事なのは採算が合うかどうかです。
例えば、大根は播種が10日違うだけで難易度はぜんぜん違います。
もちろん、作りやすい時期、作りやすい品目は生産量が集中します。
逆に作りづらい時期にしっかり作れば余ることなく売ることができます。
作る人が少ないマイナー野菜も人よりも早くニーズをキャッチできたら
独占できるチャンスもあります。
有機農業の世界でも市場原理は存在します。
作る品目、時期を選ぶことから農業は始まっています。
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