2013年3月31日日曜日

奇跡の野菜



      自分の農業への原動力は、「農家をやり続けたい」という思いです。



      子供の頃の、田舎で農家になる夢は今でも現在進行形でいます。





  その夢の実現のためには、野菜からお金を生み出さなくてはいけません。




  
  

  小さな種からお客さんのもとに商品(野菜)として届くまでは奇跡のような道のりです。





  土地もお金も経験も技術もないど素人がはたして商品(野菜)が作れるのか?




  畑、機械、設備の準備、売り先の確保から始まって品目、作型の選択、



  

  品種、株間、条間、仕立て方、換気、灌水、虫、病気、、、、。




  たくさん中から最良のものを選び、天候にも考慮し、出荷のタイミングも間違わずに




  買ってもらう相手の時期、量に合ってはじめて商品になります。




  
  さらにそのできた商品を継続的に買ってもらうことが必要で、それには安定的な品質と




  安定供給が求められます。




 
  ライバルになるプロの農家たちもお金を出して買ってくれる消費者も未経験者だから




   といって手加減してはくれません。





   農業といっても、そこにあるのは競争社会と淘汰の世界だと思います。



    

   
   
   どんな世界でも言えることでしょうが、仕事に対する情熱、経済観念を持ち、




   いい出会いやいいチャンスを見逃さず、与えられた仕事を責任をもってやることが




   大事なことだと感じています。




   そんな中では私自身12年やってもまだまだ風が吹けば消えてなくなるくらいの




   小さなか弱い存在です。




    
   
   もっとたくさんの人に必要とされるような存在になっていきながら、農業を続けられたら





   最高です。





   これからも奇跡が続くように日々の努力と精進が必要です。