2012年10月29日月曜日

逆境=農業


新しい品目、そら豆、セロリ、落花生に続き、葉にんにくです。


          

    昨今、就農事情が大変良くなってきています。


    魅力的な学校や研修先が数多くあり、研修中も就農後も国からの支援を


    受けられるようになりました。(ホントに羨ましいです!)



    農業への受け皿が広がっていること、将来の職業として考えることができる


    ようになるのは素晴らしいことだと思います。



    しかし必ずしもいい条件が揃っていることが良い経営(就農)ができるように



    なるとも限りません。



    もともと資本や才能が備わっていれば別ですが、少ない状態からのスタート


    ではないものを形にする力が必要になります。



    新規就農者にとって農業が厳しいものなのは今も変わりありません。



    その為にも就農する前には、思いっきり辛い思いをした方ががいいと思います。

   

    

    研修中に悔しい思いをしたり、苦労したり、みんなに反対されたりすることで


    自分を見つめ直すことができたりします。


     
    実際大変な現場を知って、思い直すこともできます。



    頑張っている姿や苦労している姿を見て、応援してくれる人もできるかも


    しれません。



    就農して辛い思いをしても研修中よりはマシだと思えるかもしれません。



    

    もしかしたら逆境を楽しむようになれるかもしれません。



    

    


    農業は色々な体力、持久力が必要になります。

    

     
    たいへん長い道のりでもあります。

    


    多少のいい条件に惑わされず自分の経営を考えていきたいです。



    




    





    




  
    


   

    




    

2012年10月25日木曜日

待ち遠しい想い

スティックブロッコリーもあと半月くらい


スティックはうちの看板野菜です。

人参もそろそろですね。
        



   「旬ってなんですか?」




   年中スーパーで色々な野菜が買えてしまうので旬を感じにくいですね。



   我が家では野菜はほとんど買わないのでその時期が来ないと食べられません。




   一般的に有機野菜は無理ができない栽培方法とも言えます。



   そのため作れる時期が限られてきます。




   限られた時期の中で試行錯誤しながらおいしくできるように努力します。



   

   その分、食べられる時期にたっぷりがっつり食べて堪能するようにしています。




   そのせいもあって食べられる時期が来るのが待ち遠しくなります。






   こんな想いを持つことは、野菜の魅力を楽しむ秘訣になるかもしれません。




                                      

                                       

2012年10月24日水曜日

独占できるチャンス





葉にんにくの播種。4月に収穫予定です。






              真面目な性格は野菜作りには大切な要素だと思います。




     生き物を育てるのに遊び心はあまり必要ありません。




     野菜は正直で怖いくらい素直です。やった分しか返してくれません。




     ですが根本的なところを抑えておけば無農薬で野菜を作るのも



     難しくはありません。




     野菜が作れるから成り立つのかと言えばそれば別の話です。




     大事なのは採算が合うかどうかです。





     例えば、大根は播種が10日違うだけで難易度はぜんぜん違います。


  

     もちろん、作りやすい時期、作りやすい品目は生産量が集中します。



     逆に作りづらい時期にしっかり作れば余ることなく売ることができます。


    

     作る人が少ないマイナー野菜も人よりも早くニーズをキャッチできたら



     独占できるチャンスもあります。




     有機農業の世界でも市場原理は存在します。




     作る品目、時期を選ぶことから農業は始まっています。











     

     





     




     





    





     

迷宮入り



       久々の更新になります。


   忙しかったわけでもなく、時間がなかったせいでもありません。


   これからの経営ビジョンを考えすぎて迷宮入りしていました。



   
   ひとつの生産団体にどっぷり過ごした10年間だった為、外は刺激的で


   魅力ある人がたくさんいました。


   

   就農10年目にして一転、多方面に興味を向け色々な人に会い、話を聞いて


   たくさんの勉強をさせてもらいました。
 

   


   勉強になりすぎて頭が一杯になり、どう動いたらいいのかわからなくなりました。




   経営は遠くの目と近くの目をバランスよく持たなければいけないと思います。



   あまり遠くばかり見ていると夢までたどり着かずに力尽きてしまします。


   


   やりたいことが多すぎても想いや精度は上がって来ません。
   




   身の丈にあった目標、課題をひとつひとつこなして、積み重ねていくことが



   次に繋がる道なんだと思います。





   Q  自分は農業でなにをしたいのか?



        Q  どうなりたいのか?





   勉強したことはあくまでもエッセンスにしかなりません。



   自分で積み重ねてきた経験、勘を生かして決めていくしかありませんし、




   そうすることで自分らしい魅力ある経営ができるんじゃないかと思います。