2012年12月31日月曜日

目標



      今年一年を振り返ると新しい出会い、発見がたくさんありました。



 
  就農してからの10年間は地元の生産団体に入り、丁稚奉公のような気持ちで



  生産と出荷の基礎を一から学ぶことができました。



  なかなか拡大しない有機野菜の需要の中、供給過多な定番野菜じゃなく、



  例えばズッキーニのようなマイナー野菜に活路を見出し、



  試行錯誤しながら今のスタイルになりました。




  しかし、3.11を機に状況が変わり、今までのやり方では太刀打ちできなくなり



  ました。



  

  その時に初めて外に目を向け、自分とは違う角度から攻めている農家仲間や




  異業種で農業に魅力を感じてくれている方と出会い、新たな可能性、選択肢を




  見つけることができました。




  多すぎる選択肢の中で一時期、迷走状態になりましたが、




  最近になって今自分がやるべきことがだんだんと見えてきた気がします。




  自分が本当にやりたいこと、自分にしかできない農業をしたい。




  吹けば飛ぶような零細な農家だからこそ、




  他にはないオリジナリティと突き刺さるような精度を持ちたい。




  その存在を見つけてもらうためにも、野菜プラスαの価値を大事にしていきたい



  です。



  

  日々変化する社会の需要と自分とやりたいことを照らし合わせ、




  必要とされる農業を目指したいです。



  

  なんだか文章にするとチープな感じですが、しっかりした経営体で、今の社会に



  アクションを起こしたいし、社会に貢献したいと真面目に思います。




  そのための来年の目標。   


  「整理整頓」  「業務管理」   「経営計画」



  初めに「整理整頓」が出てきてしまうところが我ながら情けないですが、



   
  今後に備え今までできていなかった基盤整理をしたいと思います。




  ブログやFBも少々控えめにし、足元固める事に力を込めていきたいと思います。




  
  一年間、つたない文章にお付き合いいただきありがとうございました。



  
  今後ともよろしくお願い致します。



                                               岡田耕治


  追伸   嫁に文章がカチカチだと指摘されましたが、年の瀬迫る中



  今年自分に関わってくれた人たちへの感謝の気持ちです。

  


  





  




  




  




  




  




  



  




  

2012年12月13日木曜日

どんぐり

 




       


  
    最近は朝、強い霜がおりて、夕方日が暮れるのが早いので限られた時間



   の中での畑作業になります。




   日中、出荷に追われ、大人たちは殺伐とした空気の中で仕事をしていますが




   その傍ら、子供たちはお構いなしに自由な時間を楽しんでいます。




   今日も幼稚園から帰ってきた次女は、畑にある大きなしいの木の下で




   せっせと、どんぐりを帽子の中にてんこもりに集めていました。




   それを家に持ち帰って、こぼしながら歩ています。




   うちのちいさなトトロです。

2012年12月12日水曜日

雇用


 


      農業という仕事はキリがないように思えます。



  毎年違う天候、栽培技術の習得、設備投資の充実、新たな品種品目の開拓。




  野菜が好きで農業が好きで、常に実らない片思いをしている状態です。





  しかしその片思いしている世界が実は楽しくて、一人(家族)ですることで十分




    満足していました。




  

   最近、その思いが少し変わってきました。具体的な理由が2つ。



  

     昨年冬、農業高校の青年がうちに就職したいとの申し入れを断ったこと。



  新規の有機農家さんでしっかりした雇用形態をとられ、経営されていることを



  知ったこと。





  規模拡大や売り上げ増加の目的だけでなく、農業の場を雇用という形で提供




  できたらすばらしいなと思えるようになりました。





  そんな考えが芽生えても、うちの実情はひどいありさまです。



  

  今の唯一の社員である嫁の労働条件は、お世辞にもいいとは言えません。




  決まった休みもなく、準備や配慮も行き届かず、いつもその場しのぎの状態です。




  嫁 「倒れるまで、手足がもげるまで働かそうと思ってるでしょ?」



  と言わしてしまう鬼軍曹ぶりです。



  嫁 「探しものの時間が無くなるだけでもずいぶんロスがなくなるわよ」



  と言われるくらい整理整頓が苦手です。




  嫁  「自分が思っていることを全部わかっていると思わないで」




  と常に言われるほど自分勝手な性格です。




  自他ともに認める悪い上司です。





  まずは一人の社員に満足できる環境を作れるようになることが当面の




  課題になりました。




  



   

2012年11月19日月曜日

夢の国ではない

勇気を出してディールと記念撮影。

ちょっかい出されて大騒ぎ。

行く前の様子、4兄弟の中で唯一もの落ちしない性格の次女。

どこに行っても兄弟ケンカは絶えません。

理由は決まって食べ物とお母さんの取り合い。


   


   いつもの労い、償いの家族サービスにディズニーランドに行ってきました。



   子供たちは何日も前から、しおり作りやキャラクターを覚えたり、係りを決め



   たり、盛り上がっていました。



   大人の方は、前日から出荷の準備に追われれ体調が悪かった私の代わりに



   
  
   嫁はいつも以上に頑張ってくれました。



   当日も袋詰め、出荷作業を終わらせてからの出発になりました。



    
   早朝からみんな揃って鼻息が荒く意気込んでいました子供たちには夢の国に



   映ったかもしれませんが、親の方はまぎれもない現実の修行の世界でした。



   待ち時間の長いアトラクション、混雑で座って食べれない昼食



   下の子2人の昼寝ができないためのグズグズの末の長い抱っこ。



   いつも通り、どこでも始まる兄弟ケンカ。




  
   結局、予定していたアトラクションは待ち時間が半端なく長いため、



   同意のもと、キャンセルにしてもらいましたが、子供は終わってみれば楽し



   んでいた様子だったので幸いです。





   個人的にはもうしばらくは行かなくていいです。ふーー。




   



  




   




   

2012年11月16日金曜日

有機農業ってecoなの?


一回目の大根畑、2回目が出荷中のため耕し牧草を播種します。
牧草(ライ麦)蒔きました。


       自分が取り組む有機農業は結構な手間とエネルギーがかかります。

  


   防虫や除草のために、防虫ネットや太陽熱消毒などでビニール資材も多く



   使います。



   手間をかけた分がすべて売り切れることはまれで、現実の畑では規格や



   出荷時期のズレでたくさんの野菜が捨てられ土に帰っていきます。




   契約を重視しているので仕方がない部分もあります。



   生産技術がまだまだ未熟な理由も考えらます。



   品目や作柄が多く、管理、効率化が徹底されていないのも確かです。




   しかし、ある一方で捨てるのはいいものを出荷するための条件だとも



   

   考えています。




   規格や品質を軽視し、もったいないやまだ食べられるといって出荷している



   と大事なお客さんとの信頼関係は保てません。



  
   ブランドを保つために多くのエネルギーを使います。




   なので自分が目指す農業はそれほどエコではありません。




   しかし、おいしい野菜を食べてもらいたくて、自分の野菜を必要だと




   思われたくて、色々資材を使ったり、多くのエネルギーを使っています。




   





  




   




   





   




   




  



   




   




   



 

   




   

2012年11月10日土曜日

子供たちとの農作業

ペアになっての葉にんにくの草取り

こちらもペア作業。種を渡す人、植える人。

お茶の時間

葉にんにく、もうすこし寒さにあててからトンネル被覆

防寒のために不織布をかけます。3人でやると効率的。


不織布はほこりがすごいのでマスクは必修です。


道具(包丁)を使う作業は喜んでやります。


遅くてもいいから丁寧にと母から教えてもらって収穫
         


         最近、畑での子供たちの作業を見て、地元の先輩農家さんに児童虐待?!


   だってかまわれます。



   食育の一環ですって冗談で答えますが、普通に助かる面も多々あります。




   学校が休みの土日、ここぞとばかりに畑へかり出します。



   子供たちも半分くらいは楽しんでやります。残り半分はしょうがなしですね。




   今日は午前中、母が小学校の奉仕活動で不在のなかの農作業でした。



   まず、そら豆に防寒のため不織布のべた掛けをやり、葉にんにくの草取り、



   余っていたにんにくを植え付けしました。


   
 

   午後からは母も合流し小松菜の収穫。




   畑に行くと容赦のない父に付き合いつつも、よくみんな働いてくれました。




   畑作業は単純作業のなかに色々考える要素がちりばめられています。




   現場のきびしさ、真剣さ、作業のうまい加減、そんなことを学んでもられたら



   

   嬉しいなと思いながら一緒に作業しています。




   




   
  

   




 



   





   


   




   




    



    



    



    

2012年11月8日木曜日

もうひとつの夢



「悪いこと言わないから、会社なんて始めるべきではありません」日経ビジネスより http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20121105/239043/

を読んで思ったこと。



  やりたくてどうしようもない。


  この道以外に考えられないと思って農家になりました。




  農業にまったく縁がない家系だったのに、おやじから「耕治」と名をつけてもらい



  ました。



  山や海、自然でおもいっきり遊んだ子供の頃、自分で始めた家庭菜園をきっかけ



  に農業に目覚めていましました。



 

  プロ野球選手に憧れるよう少年のように、夢を人に話すことができなかった



  少年時代。




  小学生の頃から初恋の人を想うようにずっと温めてきたように思います。




  


  起業は抑えきれない気持ちをかたちのすることだと思います。



  就農して家族をかえりみず、やりたいエネルギーをぶつけた10年。


  

  11年目、夢のかたちが少しだけ見えてきた気がします。



  野菜を作って生活すること。



  農家になる夢、いまでも続いています。




  そして、農家になりたいって夢を恥ずかしくなく、友達に言える農業を



  つくりたい。




  それがもう一つの夢です。


  




  



  




  



  



  

2012年11月5日月曜日

トンネル作業

私が投げて子供が留める
1月収穫カブの冬支度



                 

              トンネル張りは数ある農作業の中でも難しい方だと思います。


  

     強い風でも剥がれないようにするにはいくつか気を付けています。




     ・片側を留める(埋める)からしっかり伸ばしピンと張った状態で留める。



   
     
     
     ・パイプの間隔は同じ幅、あまり広くとらない。(うちは80㎝)



     ・マイカ線の圧はなるべく均等になるようにする。


   

   
     ・のせるビニール(うちはPOフィルム)の中心を所々パッカーで留める。



     ・大風の日は見回る。一度剥がれると剥がれ癖がつくため小さい被害の

      
      うちに直す。



     ・風のある日に無理して張らない。

    
   

      

    
     

     支柱たて→ビニールのせ→終わり始まりを留める→パッカーで中心を留める


     →所々マイカ線→残りマイカ線→おわり




     当たり前のことを丁寧にやることが意外と大事かもしれません。

    

    
    



    うちでは一人農作業なため、マイカ線一本独立型でやってます。



    案外トンネル作業は夫婦でやるとケンカが起きるようです(笑)




    




   




    


    

    


     

2012年10月29日月曜日

逆境=農業


新しい品目、そら豆、セロリ、落花生に続き、葉にんにくです。


          

    昨今、就農事情が大変良くなってきています。


    魅力的な学校や研修先が数多くあり、研修中も就農後も国からの支援を


    受けられるようになりました。(ホントに羨ましいです!)



    農業への受け皿が広がっていること、将来の職業として考えることができる


    ようになるのは素晴らしいことだと思います。



    しかし必ずしもいい条件が揃っていることが良い経営(就農)ができるように



    なるとも限りません。



    もともと資本や才能が備わっていれば別ですが、少ない状態からのスタート


    ではないものを形にする力が必要になります。



    新規就農者にとって農業が厳しいものなのは今も変わりありません。



    その為にも就農する前には、思いっきり辛い思いをした方ががいいと思います。

   

    

    研修中に悔しい思いをしたり、苦労したり、みんなに反対されたりすることで


    自分を見つめ直すことができたりします。


     
    実際大変な現場を知って、思い直すこともできます。



    頑張っている姿や苦労している姿を見て、応援してくれる人もできるかも


    しれません。



    就農して辛い思いをしても研修中よりはマシだと思えるかもしれません。



    

    もしかしたら逆境を楽しむようになれるかもしれません。



    

    


    農業は色々な体力、持久力が必要になります。

    

     
    たいへん長い道のりでもあります。

    


    多少のいい条件に惑わされず自分の経営を考えていきたいです。



    




    





    




  
    


   

    




    

2012年10月25日木曜日

待ち遠しい想い

スティックブロッコリーもあと半月くらい


スティックはうちの看板野菜です。

人参もそろそろですね。
        



   「旬ってなんですか?」




   年中スーパーで色々な野菜が買えてしまうので旬を感じにくいですね。



   我が家では野菜はほとんど買わないのでその時期が来ないと食べられません。




   一般的に有機野菜は無理ができない栽培方法とも言えます。



   そのため作れる時期が限られてきます。




   限られた時期の中で試行錯誤しながらおいしくできるように努力します。



   

   その分、食べられる時期にたっぷりがっつり食べて堪能するようにしています。




   そのせいもあって食べられる時期が来るのが待ち遠しくなります。






   こんな想いを持つことは、野菜の魅力を楽しむ秘訣になるかもしれません。




                                      

                                       

2012年10月24日水曜日

独占できるチャンス





葉にんにくの播種。4月に収穫予定です。






              真面目な性格は野菜作りには大切な要素だと思います。




     生き物を育てるのに遊び心はあまり必要ありません。




     野菜は正直で怖いくらい素直です。やった分しか返してくれません。




     ですが根本的なところを抑えておけば無農薬で野菜を作るのも



     難しくはありません。




     野菜が作れるから成り立つのかと言えばそれば別の話です。




     大事なのは採算が合うかどうかです。





     例えば、大根は播種が10日違うだけで難易度はぜんぜん違います。


  

     もちろん、作りやすい時期、作りやすい品目は生産量が集中します。



     逆に作りづらい時期にしっかり作れば余ることなく売ることができます。


    

     作る人が少ないマイナー野菜も人よりも早くニーズをキャッチできたら



     独占できるチャンスもあります。




     有機農業の世界でも市場原理は存在します。




     作る品目、時期を選ぶことから農業は始まっています。











     

     





     




     





    





     

迷宮入り



       久々の更新になります。


   忙しかったわけでもなく、時間がなかったせいでもありません。


   これからの経営ビジョンを考えすぎて迷宮入りしていました。



   
   ひとつの生産団体にどっぷり過ごした10年間だった為、外は刺激的で


   魅力ある人がたくさんいました。


   

   就農10年目にして一転、多方面に興味を向け色々な人に会い、話を聞いて


   たくさんの勉強をさせてもらいました。
 

   


   勉強になりすぎて頭が一杯になり、どう動いたらいいのかわからなくなりました。




   経営は遠くの目と近くの目をバランスよく持たなければいけないと思います。



   あまり遠くばかり見ていると夢までたどり着かずに力尽きてしまします。


   


   やりたいことが多すぎても想いや精度は上がって来ません。
   




   身の丈にあった目標、課題をひとつひとつこなして、積み重ねていくことが



   次に繋がる道なんだと思います。





   Q  自分は農業でなにをしたいのか?



        Q  どうなりたいのか?





   勉強したことはあくまでもエッセンスにしかなりません。



   自分で積み重ねてきた経験、勘を生かして決めていくしかありませんし、




   そうすることで自分らしい魅力ある経営ができるんじゃないかと思います。  
   




   









2012年9月26日水曜日

秋の畑作業

生落花生の出荷も終わりが見えてきました。

   9月初めから出荷している生落花生。郷の香→千葉半立ち→最後のジャンボ


   落花生に取りかかっています。


   10月7日の週が最終になりそうです。あとは来年の種です。


   ジャンボ落花生(おおまさり)が一番評判良かったですね。収穫も断然早い。


   来期はジャンボだけでもいいかな。



   


8月26日蒔きの大根(献夏37号)

   今のところ順調な生育です。8月30日に蒔いたカブは虫に少しやられています。



   カブはネットかけないとダメですね。


カブもネットかけるように広く通路取ってあったのにな。

 




人参畑、ビニール剥いで培土しないとな。

間引き人参

コート種子6センチ蒔き



   高温と乾燥で生育が遅れていた人参もようやく調子を取り戻してきた感じ。



   ここからはグングン成長してくれるでしょう。




播種機3兄弟

雨の合間の貴重な播種



    播種機は種の大きさや株間によって品目ごとに変えています。




    カブは玉の大きさを揃えたいので株間と深さの設定が容易なシーダー


    

    テープを使用しています。




    ほうれん草は種も大きいのでベルト方式のみのる。種が落ちるのが肉眼で



    見えるのでいいです。



    小松菜(他のアブラナ科)は一般的なクリーンシーダーで蒔きます。Y12の



    ロールでだと2粒はまってふさぐことがあるので時々気にしながらやるように



    しています。



    



    播種全般、焦らずゆっくり歩いたほうがいいのはわかっていてもしばらくする



    と早足になってしまします。






    




     





    









    




   

2012年9月11日火曜日

秋作の難点



128穴の苗トレー、1枚15分弱で定植します。

8月23日蒔き、献夏37号

今日培土、明日間引き

管理作業中



     秋の作付けは寒さに向かっていくので生育期間は限られている。



  なので予定通り播種することを心掛けています。




  まとめて作って一気に収穫する市場出荷とは違い、契約期間を途切れなく出荷




  するので、播種、定植の遅れは取り返しがつきません。




  もちろんその年の天候によって多少は前後しますが、播種表にそって遅れない




  ように種を落とします。





  以前ブログにも書きましたが秋作の栽培が一番難しいと思います。

  http://jyagaoka.blogspot.jp/2012/06/blog-post_26.html


  ・播種する時から虫は畑でしっかり活動しています。



  ・草もすぐに発芽しグングン成長します。



  ・虫や暑さを恐れ、遅く蒔くと年内のうちに大きくなれせん。



  ・ごく簡単な期間は必ず供給過多になり、余って捨てることになります。


  

  

  短く限られた作付け時期を守る為にも気をつけていることがあります。



  ・全圃場、堆肥やぼかしは前もって散布しておく。



  ・予定圃場は播種日より1~2週前からは草のない状態を用意しておく。



  ・太陽熱マルチを張ることで雨の次の日の播種を可能にする。



  ・灌水できる圃場をうまく有効活用する。





  そんな工夫をあれこれしても虫の大発生、台風による大雨、暴風には敵いません。




  苦労が報われないのが秋作の難点です。






  ここまで書きましたが出荷やイベントも多い時期なので実際は予定通りに行かない



  こともあります。でも慣れてきて、疎かにしがちなのが機械の使用と作付時期。




  これからも引き続き気をつけていきたいと思います。



  



  









     





  






  





  




  

2012年8月30日木曜日

ハプニング


実家に帰省する出発前
家族で行ったアンデルセン公園(船橋)
嫁が5人乗りの自転車で筋肉痛、、。
ここはおすすめのスポットです。





   子供たち3人だけで川崎の実家に一泊二日の小旅行に行ってきました。




   母親の心配をよそに3人は実家での贅沢を期待し、意気揚々と向かいました。





   成田の高速バス停で見送り、東京駅でじーじとばーばが迎える手はずでした。




   

   子供たちがバスに乗り込んだ後、ばーばから慌てた声で連絡がありました。





   東京駅に向かう電車が急病人の人の影響で遅れている、、、。





   乗ってしまった子供たちとは連絡は取れない。どうしよう、、、。




   東京駅に着いてもだれもいないという予想していなかった事態が起きました。





   母親はソワソワして落ち着かない様子。





   父親の私は、「東京駅に着いてだれもいなくても、しばらくはじっと待ってるよ」と



  

   楽観的。





   しかしそこは大変心配性の嫁の母親、乗り継ぎも駅を降りてからもお父さんを





   完全に振り切り、信号無視までして一人で時間ぎりぎりで間に合い、事なきを




   得ました。




   
   子供たちは何事もなかったかのように、その後も実家を満喫してきました。






   なんでこんな時にと思うようなことが起きるもんです。





   でももっと大きくなるにつれて予想を超えることも増えて来るでしょうね。





   色々あるだろうけどそれはそれで楽しみです!





   











   





   









  





   

2012年8月28日火曜日

みみずの学校 


昼休み、スイカ割り大会。6個用意したスイカも完割り。
私も参加。スイカを割らずに竹の棒を割ってしまいました。

他人の夫婦のやり取りは面白い!




           

     3月から月一回行っているなのはな生協さんとのコラボ企画、みみずの学校。




   22家族83人とみみずの生産者との畑の野菜作り教室です。

   



   6回目ともなると、参加者の皆さんも手慣れた感じで畑作業をしています。





   大抵は親が真面目に野菜作りに取り組んでいる、傍ら子供は里山や虫に夢中と



 

   いった感じです。





   たいそうな企画がある訳でもないし、準備も最小限にしています。





   それなのに畑や里山には色々な発見や感動があるようです。嬉しいです!





   今回は前回に引き続き、暑い夏の草取りを堪能してもらいました。





   



   学校の放課後、子供たちとススメバチの巣(※前日に発見して駆除しているので




   成虫はいません)を解体して、中の幼虫やサナギを観察しました。




   初めて観る幼虫を親子でみんなでワイワイしながら楽しい時間を過ごしました。



   


   そんな学校も来月で卒業式になります。

   



   

   毎回ですがやっと慣れて距離が縮まった頃に終わってしまいます。






   





   





   





   





   




   





   

2012年8月27日月曜日

ドラクエ


慣らしのため外に出した苗たち

     


    就農8年までは畑の灌水設備なしでやっていました。




    人参を蒔けば家の蛇口から40分かけて軽トラに1.2トンの水を汲み、乾きの少ない





    夕方から夜中にかけて何往復もしました。




    キャベツやレタスの苗を植えても、カブを蒔いても同じことをします。




     
    もはや根性で解決できない限界を感じていました。







    そんな時、国の補助(異常気象対策補助)でスプリンクラーやスミレインと





    いった灌水設備(20万相当)を、2セット手に入れられることができました。





    このタイミングを逃してはなるものかと嫁を説得して、110万円かけて井戸を





    掘りました。





    借地でしたので契約も15年間に結び直しました。





    2haの畑のうち80aですが灌水できることはとても可能性が広がります。





    灌水設備があればハウスを建てることも考えられます。





    もともとの資本がないのでひとつひとつですが設備が充実していくのは




    楽しいです。






    ドラクエで例えると、敵を倒し経験値を上げて、お金を稼いで、道具を揃え




    設備を整え、仲間を増やし、また新たなステージに行くような感じです。





    それには現実問題、先立つお金と嫁への説得が大きな課題です。




   





    





    





    






    





    

2012年8月26日日曜日

見習うこと

夏大根、これから防虫ネットを掛けます。
畑がカラカラのため人参に灌水しています。

種から油をとるひまわりも、刈時が近づいてきました。




         先輩農家の仕事の丁寧さに頭が下がります。


  

   畑を見ても作業場を見ても作業服を見ても一目瞭然です。



   積み重ねてきた経験が各所に出てきます。




   
   


   農作業は危険といつも隣合わせです。



   田舎では大変人の目が気になります。



   農業は短時間では物事進まないことが多いです。





   農業において田舎において、周りも気にせず慌てて進めることは決して得策



  

   ではありません。





   すっかり真似することはできませんが見習うことは大変多いです。




   





   




   

2012年8月21日火曜日

4人の暴君と母の夏の戦い

        



佐原の夏祭り

成田山の祇園祭り


早朝のオクラの収穫時





        7月、ズッキーニの出荷が終わったころ頃から嫁が夏休みが「怖い・・」と



  
   幾度も訴えてきました。




   小学生二人、幼稚園一人、2歳一人との母の初めての夏休み。



   母の予想通り、夏休みに入ると子供たちの暴挙が始まりました。



   前半戦、忙しかったため父親の育児参加が少なかったのも後押ししました。


  


   メンバー紹介
   


   母  真面目でポジティブな性格。我慢強いがキャパはせまい。


      外に出ると猫を被る。

    

   

   長男 自分勝手だが自分の好きなことにはかなりの集中力をみせる。

    
      
       我が道を行くタイプなので安定感は抜群!

       手伝い、お世話はひとまかせ。


   

   長女 お世話上手で優しい子。いつも兄弟に合わせて我慢している。

  
        
       
      
       褒められて伸びるタイプ。空腹と眠気に襲われるとヒステリックになる。



   次女 頑固な強情張り。協調性がないがかなりの我慢強さを持ち合わせている。

       
       笑顔がカワイイ小悪魔的存在。
       

       トラブルの発信源になることも多い。大人受けは良い。


   

   三女  みんなから可愛がられる末っ子。最近は可愛がられることに慣れ過ぎて

       わがままな傾向が見られる。反撃の噛みつきが得意技。




    

   夕方、母の一言から始まる。


   母 「そろそろ部屋を片付けてやることをやりなさい!」



   長女 「みんなやるよー」 ・・・。みんな無反応。

  
 

   しばらくしてやらないみんなを空腹の長女が発狂する。


   しぶしぶ、長男がやり始めるも自分のものしか片付けないことに母、長女ともに


   ブチ切れる。


   もちろん次女は我関せずでなにもしない。そのうちに噓寝を決め込む。


   三女はおやつを物色して母に怒られ泣いている。


   
   

   夜、父が帰って来た頃には母の目はつり上がり、完全に収拾がつかない状態に


   なっている。


   しかし父の登場で全体の緊張感が出て、まず長男がやる気を出してスピード



   アップする。次女はそれでも聞こえないのか始めない。



   見かねた母が次女と一緒に片付け始める。



   長女は空腹と疲れからなのか、なんだかおかしくなっている。


   
   
   

   3女は笑って私を見ている。
    

   

   

   こんな劇場が毎日行われている。



   母の狭いキャパははるかに超え、ひどい頭痛に悩まされていました。




   そんな日々もあと10日、よく頑張ったとみんなを褒めてあげたい。