2012年2月28日火曜日

おかあり

朝からご飯3~4杯はおかわりします。堪りません。


    我が家の子供は、ある決まった特徴をもっています。
 
    人見知りで、成長が遅く、よく食べる。

    4人みんな共通しています。  



    4番目の1歳9か月になる三女が最近片言ですが話をするように

    なりました。

    まず、「おっかー」(おかあさん)を呼ぶようになりました。

    次に言い出したのが、「おかあり」(おかわり)。

    
    我が家では食事は、競争です。ぐずぐずしていたら大人の食べるもの

    までなくなるほどです。

    私の分はとっといてくれーっ言わんばかりに毎食言い始めました。


    そのあたりの危機管理能力は高いです。


    
    JYAGA太郎は、ご飯4杯食べた後腹減ったー、デザートは?って

    聞きます。

    
    近い将来が怖い・・・。



変わらない軸

玉レタスの苗、やっと本葉が出てきた。

 
   嫁 「あらためて聞くけど、おかちゃんはこれからなにがやりたいの?」

私 「自分の野菜を安心して作りたい」(売り先が決まっているという事)

これは就農当時から変わらない軸です。


最近、出かけることが多くなり、これから先の色々な選択肢ができました。


有機農業にはたくさんのビジネスチャンスがあると思います。



しかし1人の人間が持っている1日の時間は決まっています。

欲張らずに軸を持って進めて行きたいです。



有機やさいが当たり前に食べられるような生活。

有機農業が当たり前に成り立つ社会。

こんな社会が日本の色々な問題の糸口になると考えています。


それを生産者という立場で取り組んでいきたいです。










2012年2月26日日曜日

HPが出来ました!

加工品にも挑戦!切干人参、切干大根。

     JYAGAOKAファームのHPが出来上がりました!

     http://www.jyagaoka.jp/

     自作のなので仲間に色々と助けてもらい、とりあえず完成しました。

     これでお客さんのメールでの連絡やお知らせが出来るようになりました。


     ブログ、facebook、HPといろいろと発信、受信方法が出来ました。

     今度はイベントでの顔を見ての繋がりを作れたらと思っています。

     今後ともよろしくお願い致します。

     

     


     



       

2012年2月25日土曜日

物怖じせずに言っちゃいました。

今日、卸し先であるラディッシュボーやの総会に都内まで行ってきました。
500人以上は軽くいる大きな総会でした。
3時間のトークセッションで熱い議論が交わされました。
原発、震災の復興、TPPと大きな議題の中話し合いが進みました。
さまざまな意見が出ました。
経済発展のことを考えると原発は必要だ。
消費者の無知が放射能の不安を増大させる。
安全基準を上げることが安心につながる。TPPは日本の農業を潰す。
私はこれらの意見は現実的だけど長い意味での将来への展望がないと感じました。
私はこの震災をきっかけにあきらかに新しい価値観が生まれました。
みんなの食べ物をみんなで守ろう。農業が支える日本の風土をみんなで残そう。
行き過ぎた経済主義をやめて、共に生きられる社会を作ろう。(宗教じゃないですよ)
これらを有機農業を通して世に発信し、新しい価値観を広げて行けるんじゃないかな
と思っています。
新しい(忘れていた)価値観を持ってみんなで取り組めば、再生可能エネルギーも放射能
問題もTPPの問題も乗り越えられる問題だと思います。
想いも痛みも感動もみんなでシェアすれば楽しい社会が生まれると信じています。
簡単ではありませんが今回の出来事がいい機会のような気がします。
もっと経済活動競争主義でいくのか、ここで循環型継続可能社会を目指すのか、
大きな岐路にいると思います。
お偉いさんがいる会場で、勇気を持ってこんなことを発言してきました。
かなり緊張しました。
震災で被災された方の意見を聞き、言わずにはおれませんでした。
東北の問題は、東北だけの問題じゃない日本全体で乗り越えなければならない
課題なはずです。

2012年2月24日金曜日

物怖じ



  好きなことには一筋に熱中できるタイプです。

  学生時代のラクロスは人があきれる位に熱中していました。

  自分のチームの練習だけではとても足りなかったので

  毎朝、他大学の練習に1人で参加させてもらっていました。

  月、火は日体、水、木は東大、金は明治、土、日は社会人みたいに

  シフトを決めて連絡をとりながらも、図々しく行っていました。

  そんなおかげで自分の事を知らないところに飛び込んでも

  物怖じしなくなりました。


  農業の世界に入った時もこの性格で色々と助けられました。

  地元の大先輩に、「おかやんはさわやかな図々しさを持っているな。」

  と言われたことがあります。

  褒められたのか?けなされたのか?いまでも迷宮入りです。



  私は大阪から出てきて、何の伝手もなく後ろ盾もありませんでした。

  あるのは熱意と体力のみです。

  ここまで来るのには色々な方に拾ってもらい、助けてもらい、教えてもらいました。

  とてもしたたかで図々しかったことでしょう。

  地元の先輩方がそんな私でも可愛がってもらえたおかげで今やっていられると

  思います。本当に感謝しています。


  サラリーマンの家で生まれた私が本気で本物の農家に憧れていました。

  将来田舎で百姓になるんだと夢見ていた少年時代。

  実際、農家になってみても、その魅力は深まるばかりです。

  いつまでも畑に出る農家で有り続けたいです。


  



2012年2月18日土曜日

雪の中の視察団


この冬、これで雪だるまを見納めにしたいです。
    畑がなかなか乾かないと作付け作業の予定が押してきます。

   トンネルのカブの種まき、じゃが芋のマルチ張りをする予定です。

   出荷のほうも小松菜やホウレン草が再開し忙しくなりました。

   ハウスでは順調にレタス、サラダキャベツ、スティックブロックリー

   育苗作業が進んでいます。


   そんな中、今日は都内から5名の方が有機野菜の視察にみえました。

   わざわざ、生産地に来てくれるのはありがたいことです。

   
   有機野菜の新ビジネスを考えている異業種の方々でした。

   いままで農業の世界はいろいろと守られてきましたがその反面、

   取り残されたところも多くあります。


   農業の世界、田舎社会には閉鎖的な部分があります。

   そして農家は生産以外の部分が無頓着で、他の業種との連携が

   得意でない面があります。

   
   農業界も農家以外の方を取り込める風土がこれからは必要だと思います。

   これから想いのある方がいろいろな角度から入ってこられることで

   全体が盛り上がっていければ嬉しいし、自分自身もその一役を担いたいです。


   
   話のなか出た「知るきっかけが作り」。

   新たなキーワードで、大事にしていきたい言葉です。

2012年2月14日火曜日

虫のように

咲き始めたクリスマスローズ
     
    最近、頭の中で色々考えたり悩んだりする機会が増えました。

    畑仕事での肉体作業の方が完全に向いています。


    以前からできれば、虫のように無心で生きたいと思っていました。

    周りの目を気にすることなく、自分が思うように行きたい方へ

    無心で向かいたい。


    草花や虫の生き様を見ていると、とても自然体でありながら

    それでいて地球とうまく共存しています。

    なんとも憧れます。

2012年2月13日月曜日

モンゴル人

にわとりを見ていて昔を思い出しました。


   研修時代、養鶏所に週3でアルバイトに行っていました。

   2万羽の鶏の飼育と採卵の仕事です。

   スタッフは社長の奥さん(卵の仕分け)、地元のおばあちゃん(採卵専門)

   モンゴル人、私でした。

   仕事は採卵、仕分け、エサならし、鶏ふんの処理、ゲージの修理、

   逃げたニワトリの確保、いろいろ全般です。


   1年いる間に4人ほどモンゴル人は入れ替わりました。

   なぜか話も通じないのに、すぐに打ち解け友達になりました。

   
   モンゴルは国の経済がとても不安定で、働いても生活できるくらいの

   給料がもらえない。なので日本に出稼ぎに来ていました。

   
   家族を皆残して来ていた、器用で働きものなダシャさん。

   ダシャさんは仲間のシェアハウスに、荷物を運んでほしいとお願いされ

   その当時の私の愛車の鶏糞ダンプで、お邪魔しました。

   日本なのに完全アウェイでビビりました。すぐ帰りました。

   
   55歳くらいの頼りになるできる遊牧民のダンさん。

   私が仕事中腹痛で苦しんでいた時に、ポケットから出してきた漢方薬らしき

   ものを渡されました。聞くとなんにでも効くから飲め。そうゆうの1番苦手。

   信用していたし厚意を断れなくて飲みました。効果は忘れましたが

   とってもビビりました。


   かわいい子供2人を残してきていたダワーさん夫婦。

   体格がよく笑顔が最高な奥さんにかなり気に入られていました。

   お昼もいつもごちそうになり、色々モンゴル語も教えてもらいました。

   「ビーチャンプ、ハフテ」、日本語で「あなたのこと、愛しているよ」

     私も挨拶のように言っていました。よく抱きしめられたなー。

   旦那さんはとなりで爆笑していました。


   大学の柔道留学で来ていて、年も近くて1番仲良くなったダシャ。

   作業中いつも裸足にサンダルで鶏糞がついてもまったく気にしない

   ナイスガイ。いつもエッチな本をねだられあげていました。

   昼休み、よくモンゴル相撲して遊んでました。もちろん全戦全敗。


   
   みんなにモンゴルに誘われました。いつかは行ってみたいです。

   
   ダンの親父は遊牧民なので決まった住所はないよなー。

2012年2月12日日曜日

問題意識


         私の所属する大栄みみずの会の野菜は取引先であるなのはな生協

   にて食品内の放射性セシウムを検査しています。

   日立アロカメディカル製NAI(TI)ガンマ線スペクトロメータという高精度

   の検査機器で検査しています。

   検出限界はセシウム134とセシウム137それぞれ10ベクレル/kg前後。

   出荷する野菜は生産者、そして品目ごとに検査します。

   結果はすべて不検出です。これからも検査は継続されます。

   みみずの会の仲間である溝口さんがくわしく書いてあるのでよければ

   参考にしてみてください。
   http://ameblo.jp/arumamadanna/page-1.html#main

   
   
   放射能の問題は、数値や検査結果だけで越えられる問題ではありません。

   野菜に福島原発由来のセシウムが不検出なのは確かです。しかし、

   消費者の方とくに小さい子供を抱えるお母さんはまだまだ不安な問題です。

   野菜に限らずに、魚や肉、米、なるべく安全なものを食べさせたいと思う

   のは母親の本能です。

   しかしこの機会に食べ物への意識が大きく高まったのではないでしょうか。

   
   農薬、化学肥料、添加物、輸入食品、遺伝子組み換え、・・・・・。

   なぜこんなに食に対して不安を持ちながら生活しなければいけないのか。

   国のせいなのか?

   企業のせいなのか?

   生産者のせいなのか?

   この問題は食べ物への関心のなさから生まれた問題だと思います。

   
   放射能の問題も含め、みんなで考え解決していきたいです。


   命を繋いでいるのは命です。命あるものをみんなで見つけましょう。

   そしてみんなが食べるもの、みんなで守っていきたいです。


将来の子供達のためにも


   

   

   

   

   

   

   

2012年2月11日土曜日

意識

蒔いた種はちゃんと芽を出してくれます。
   
   
   ラクロスの先輩からで大切にしている言葉があります。

   「意識をもって先を読み自分の行動(プレイ)を決めろ!」

   その場での選択は後手後手になってしまう。そのやり方では成長しない

   し、行き詰る。

   
   当時、大学4年の時に社会人チームに移籍し、自分よりレベルの高い

   所に身を置きました。チームの半分以上は代表の選手で学ぶことも

   多かったが余裕もなくなりました。

  
   実は余裕のある状態では無意識にできていたことも余裕がなくなると

   できなくなる。しかし意識を常にもってそれに取り組むことが重要なのです。

  
   これはラクロスに限らず色々なことにも言えると思います。

   農業の世界でも将来を見据えた先行投資ができない人は日々の生活に

   追われます。

   余裕は自らが作りだし意識を持って将来の事を考えるとおのずと

   今するべきことが見えてきます。

   これまでは5年先、10年先を考え、設備や施設の投資をしてきました。

   就農10年目、さらに将来を見据えるとそろそろ人への投資も始める段階

   に来たのかと思っています。

   一人でやれることは小さい。

   仲間との連携、チーム作り、このあたりもこれからの課題です。

2012年2月6日月曜日

距離を置いてきたこと。

ひさびさに表参道をひとりぶらぶらしました。


いままでの人生でなぜだか距離をおいてきたこと。

パソコン、都会、流行り、旅行。


一つ目のパソコンは人とのコミニケーシュンは会って顔を見て話すという

手段でしかやって来ませんでした。ですが最近メールやfacebookを使う機会が

増え、一気に世界が広がりました。まさに原始人にライターを渡したみたいに。

いままで知り合えない人、事に出会える機会を作ってくれました。それにより

いろいろ刺激をもらい、新しい価値観が自分の中に生まれました。

道具として使えばこんな便利なものはないなと思いました 。


二つ目の都会は、小さい時から田舎で農業をやるって決めていたので

都会で暮らす生活にぜんぜん興味がなかった。

都会は人が多く、自分勝手な人達の町と思い込んでいた。

しかし田舎には少ない、エネルギーとセンスがある人が多い所だと

気づきました。田舎に引っ込んでいたら彼らとのつながりも持てない

のでこれから積極的に出かけたいです。


三つ目の流行りは、流される感覚が好きじゃなかった。

自分の価値観、感覚を大事にしていたので自分がない流行りものは

興味がわかなかった。

しかし流行りには世の動向や方向性が詰まっていることに気づきました。

比べる対象を知ることで、それとどう差別化を図る判断材料になるので

勉強する価値ありです。


四つ目の旅行は嫁の強い要望があるにも関わらず今でも好きなれません。

家のご飯と布団が一番落ち着きます。

ごめんなさい(=_=)


どっちにしてもこれからはひとりじゃなく、いろいろな人の関わりの中で

自分の能力を生かしていきたいです。

自分の価値観に固執していてはダメですね。


柔軟にバランスを取りながらやるのが今年の目標です。

2012年2月3日金曜日

いっちょまえに

ポットルがあれば一枚5秒ほどで蒔けます。

玉レタスのコート種子

セロリの種1mm、3粒見えるかな?
     
     今日はハウスの中でレタスとセロリを蒔きました。

     玉レタスはコート種子のため道具を使って播種作業なので

     簡単に終わったのですがセロリの種でとても小さいので

     難儀しました。

     セロリの種はいっちょまえにセロリの香りを発していました。

     種は形も大きさも香りも野菜によって様々です。

     とても小さな種の中にいろいろなものが詰め込まれています。

     発芽条件、生育温度、開花習性、などいろいろな情報を詰め込んだ
     
     魔法の種です。

     その種を大地に落とせば自然のエネルギーでおいしい野菜に変わります。

     農家はその間、少しの手を貸すだけの存在です。
     

     そんな種も外国産のものが多いです。セロリはフランス、レタスはアメリカ。

     種生産の海外への依存度が高いのは日本の農業の実情です。

2012年2月1日水曜日

今年もまたやっちまった。

昨日までの様子。今日は・・・。

    春一番みたいな大風が朝から吹いていました。

    最近、出荷野菜が少なく朝も寒いことから畑仕事の始まりが

    遅くなっていました。

    今日もいつものように事務仕事や雑用を済ましてから10時頃から

    畑に向かいました。

    油断していました。

    畑につくとマルチが風であおられれ竜のように泳いでいます。

    そら豆のビニールが半分ほど剥がされていました。

    マルチはまず一か所風でめくりあがり、ドミノ方式でつられてどんどん

    剥がされていくます。

    一か所の時点で直せば簡単に治せるものが完全にはがれてから

    直すと何倍もの手間がかかります。

    毎年春1度は痛い思いをして風対策を強化します。

    危機管理能力が低い、反省です。


    最近オンラインで全国の有機農家との勉強会に参加しています。

    この会の趣旨は情報、技術の共有です。

    農業は1年に1回しか経験できないことばかりです。

    就農10年だったら10回の経験則で挑むしかありません。

    その経験をみんなで持ち寄ってレベルアップしようという会です。

    2時間半程ですがとても有意義な時間です。


    失敗も成功のカギと言いますが毎年同じ失敗をしていては仲間に

    笑われそうです。