農業という仕事はキリがないように思えます。
毎年違う天候、栽培技術の習得、設備投資の充実、新たな品種品目の開拓。
野菜が好きで農業が好きで、常に実らない片思いをしている状態です。
しかしその片思いしている世界が実は楽しくて、一人(家族)ですることで十分
満足していました。
最近、その思いが少し変わってきました。具体的な理由が2つ。
昨年冬、農業高校の青年がうちに就職したいとの申し入れを断ったこと。
新規の有機農家さんでしっかりした雇用形態をとられ、経営されていることを
知ったこと。
規模拡大や売り上げ増加の目的だけでなく、農業の場を雇用という形で提供
できたらすばらしいなと思えるようになりました。
そんな考えが芽生えても、うちの実情はひどいありさまです。
今の唯一の社員である嫁の労働条件は、お世辞にもいいとは言えません。
決まった休みもなく、準備や配慮も行き届かず、いつもその場しのぎの状態です。
嫁 「倒れるまで、手足がもげるまで働かそうと思ってるでしょ?」
と言わしてしまう鬼軍曹ぶりです。
嫁 「探しものの時間が無くなるだけでもずいぶんロスがなくなるわよ」
と言われるくらい整理整頓が苦手です。
嫁 「自分が思っていることを全部わかっていると思わないで」
と常に言われるほど自分勝手な性格です。
自他ともに認める悪い上司です。
まずは一人の社員に満足できる環境を作れるようになることが当面の
課題になりました。
2 件のコメント:
うちのだんなエレカシのファンなんですが、この文章ぜひ歌わせてみたい。悲哀と希望と・・・うちもまるで似たような毎日です!!新年からの業務改善を夢見る母ちゃんより
なんで男って「自分が思っていることを全部わかっている」って思っちゃうんだろう。神・岡田だけじゃなく全ての家族経営体に共通のテーマです!
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