2012年7月16日月曜日

自問自答・・卸と直販




有機農家多くは、生産と作付が同時進行です。



それに加え、除草剤や農薬が使わないことで大変手間がかかります。



要するに年中、忙しいということなんです。



そのなかで生産と販売を1農家がやるのは大変なことだと思います。





私は就農した時に生産団体に入ったおかげで売り先が確保されていました。



 そのおかげで生産に集中することができました。



しかし、震災後の卸先の縮小で今までの形態が維持できなくなりつつあります。



これはかなり深刻な状況です。



新たな売り先は簡単に見つかるものではありません。



価格、物流、量、いくつかの条件がクリアできないと維持することはできません。




卸の究極は低価格でも数を出して、利益を確保することだと思います。



その卸先が大きくなればなるほど、商品自体にこだわりを持つことが難しくなり、



供給側は低価格、安定供給が求められます。



規模を拡大し、コストを下げる方向になります。



しかし、無農薬にこだわりおいしい品種にこだわるとその要求が簡単ではありません。



私は生産農家であり、自分自身も生産の現場に居続けたいと思っています。



個人農家として条件の合う卸先と取り引きし生産物の質の向上に努めたいです。






そのために今できる事はなにかと自問自答しています。




若い有機農家とネットワークを作ること。



直販と通して直接、消費者のニーズをキャッチすること。



小規模の卸先との取引。



他業種との交流、連携で生産以外の可能性を広げること。




なかなか直接の売り上げに結びつかないこともあるけれど、




いろいろな縁や応援してくださる方の計らいで続けられています。




農家でいられることに感謝することを忘れずに、日々邁進していきたいです。






















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