2012年1月24日火曜日

土台

フリルとグラディエイションが絶妙。


     毎年買ってしまうシクラメン。大人になってから好きになった花です。

     クリスマスシーズンでは高くて買えなかったものも、今なら買える。

     いつも行く花農家直の店で、一目惚れでした。

     
     
     花を見る時にまず株を見てしまうのは職業病でしょうか。

     葉っぱの枚数、色、大きさ、固さに自然と目がいきます。

     切り花でないので、今咲いている花が枯れても株がしっかりしていれば

     次から次へと花芽を付けてくれます。

     
     野菜も同じなのですが大事なのは見えない部分です。

     人も野菜も土台である根っこが貧弱なものはいい味は出せません。

     その根がしっかりしてるかは、株を見ればはっきりわかります。

     見えないものを考えてみると、いろいろなことがわかります。


     と言っても野菜を買う時は株を見ることはできません。

     果物も野菜もただの見た目の判断だけだとわかりません。

     
     ほんとうにおいしものを買いたかったら、作っている人を知ることが

     大事です。野菜も生き物なので育てるには、ただのマニュアルだけでは

     おいしい野菜はできません。

     野菜作りの土台作り、まず生産者にあると思います。

     愛情を持って観察し、丁寧に適切に育てることが出来る人。

     いい加減でお金のことばかり言っている人に、おいしい野菜はできません。


     おいしいものを作れる農家は、食べる人のことを考え、まわりのいろいろな

     ことに配慮し、愛情を持って野菜を育てられる人だと私は思います。

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