2012年1月30日月曜日

四つの流儀

9月7日蒔きの聖護院大根

     野菜を作る上で大事にしている四つの流儀があります。

     ・播種、定植の時期をずらさない。

     ・施肥設計より土作り

     ・草の管理

     ・収穫時期の予測

    
     ☆播種、定植の時期をずらさない

     播種、定植作業を優先させる。

     無農薬栽培は畑に出でしまたら、あまり手助けできません。

     土の力、天候、人知の及ばないところでことは進んでいきます。

     なので初めに畑に出すときは後押ししてやりたい。

     できることは決まった日にできるだけ畑へ出してやる。

     
     人参を8月1日蒔くのと8月15日蒔くのでは収穫が1カ月以上ずれます。

     冬が早く来て寒くなってしまったら出荷サイズにならないこともあります。

     播種時期はデリケートな部分だと思います。


     ☆施肥設計より土作り

     土壌診断をして、施肥設計(肥料の配分)を前提に野菜作りに取り組む

     方もいますが私は好きではありません。

     畑を数字で管理するのはナンセンスだと思います。

     大事なのは土の中で微生物がバランスよく活動できるか。

     そのための居場所づくりを大事にしています。

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     ☆草の管理

     草が出ないような畑はあまり良くないです。

     草も畑のバランスを作るうえでは大事な役割をしています。

     しかし野菜を栽培するうえでは結構やっかいです。

     草の発芽も生育スピードにはとても敵いません。

     野菜は野生植物と違って管理されて育つように品種改良されました。

     草とはうまく付き合いながらやるように心掛けています。


     ☆収穫時期の予測

     契約栽培では出荷時期があらかじめ決まっています。

     市場や直売のように収穫時期が出荷時期ではありません。

     常に出荷時期を見定めて予定通り出すことを意識しています。

     春の葉物の出荷時期の短さにはいつも泣かされます。


     もちろん他にもいろいろ注意する点はありますがここを押さえて

     おけば、大きく外れることはない。

     この10年で裏づけがとれました。

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