作業ズボンが野球部の練習着 なんかいいネ |
昨年の8月、就活で先生と一緒に農業高校の男子が来ました。
彼は高校球児で礼儀正しく素直な青年でした。
「農家になりたい」という相談でした。
自分の就農した経緯を話し彼の農業への思い聞きました。
その彼から先月、話を聞きたいと電話がありました。
とても緊張してたけどいろいろと聞きたい感じだったので
「畑に来て農作業しながら話しませんか?」
「ぜひ、お願いします」
私はこの10年で研修生を何度かは受け入れましたがあまり得意な分野では
ありません。
畑作業も忙しい、段取り、出荷のことを考えると、とても人のお世話をできる
余裕がなかったからです。
しかし今回は彼の気持ちが素直に理解できたので話をしたくなりました。
私も学生時代からずっと農業に憧れを持ち、いつかは農家になるんだと
思っていました。でもなかなか道が見えずにいました。
農家になるって、例えば看護婦さんみたいに看護学校に行って研修して、
病院に就職するみたいなはっきりしたルートはありません。
こんな私でよければ、少しでも力になればなぁと受け入れました。
彼は小学校から野球一筋で、真面目な口数の少ない青年でした。
でも、農業に対してははっきりした夢がありました。
そして家庭の事情で学校に行く選択肢はあまりありませんでしたので
高校卒業してこれから社会に出る覚悟もありました。
彼はまだ17歳いろいろなことをやれる可能性があります。
私があえて具体的な道を示さなくても十分やれそうでした。
農家は考えていることを形にする仕事です。
農家は自分で決めることが非常に多い仕事です。
農家を目指すなら、人に決めてもらった道じゃなく、自分で決めた道を
歩んでほしい。
自分でこれからどんな道を選んでも、一生懸命やっているやつには
道は拓ける。
どんな仕事についても、いままでやってきたこと以上の力は出せません。
彼は野球で培った我慢強さと礼儀正しいを持ち備えているので、
まずはそれを武器にやってくれそうです。
こんな青年がもっと沢山いれば日本の農業もおもしろくなるのになー
と思ったこの2日間でした。
4 件のコメント:
岡田さん、年初そうそういいお話ですね。特に農家は自分で決めて進めて行くことが多いというくだり、縦に上から降りて来たものをこなす仕事に慣れてしまっている自分にはとても感銘深いものがありました。これからも頑張ってください、応援しています!
どうもありがとうございます。いろいろな仕事がありますよね。またお話できるのを楽しみにしています。
今年もよろしくお願いします。
お誕生日おめでとうございます!
素敵なお話ですね。そして、1年前の岡田さんの心境が見事に変化していることが受け取れるブログでした。環境が変わるように、人の心も生き方も変わっていくものですよね。
変わったかな?でも積極的に物事取り組もうと最近考えてます。
あまり周りを気にして遠慮するのはやめました。
やっぱ、変わったかな。
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